そして、きみが教えてくれたこと

すべてに絶望し、あらゆる感情を閉ざしていたわたしの日々に、彼の言葉はたしかな絆をくれた――

デビュー作にもかかわらず米Amazonでレビュー約2000(☆4.5)を獲得している超話題作!
18歳になったばかりのレイクは、最愛の父を亡くしたあと、長く住み慣れた町を離れることになった。あらゆる感情を閉ざしがちだった彼女は、通り向かいに住むウィルという青年と出会う。初めて知る本気の恋に戸惑いながらも、レイクはいつしか彼に心を開くようになっていった。だが想いが通じあったのもつかの間、ふたりのあいだには、決して結ばれてはならない、悲しくも切ない理由があった……。

【訳者より】読み終わったあと、親しい人に教えてあげたくなる本って、あると思います。「この本、よかったら読んでみて」と。本書は間違いなくそんな本です。古き良き時代の物語を思わせる普遍性と斬新さの両方を兼ね備え、ページ数以上の内容の深さがあるのに、一気に読めてしまう不思議な磁力があります。この主人公の視点で描かれた続編をいつか訳したいと思いつつ……。

著者: コリーン・フーヴァー
訳者: 鹿田 昌美
ヴィレッジブックス