サンキュー、ボーイズ

よいことも、悪いことも、みんな私の幸せの素。15歳で母になった少女が、オーマイ・ガッド!な20年を駆け抜けて、作家になる夢をかなえる感動のトゥルー・ストーリー!

【訳者より】2001年にペニー・マーシャル監督、ドリュー・バリモア主演で映画化され、2002年に日本でも公開されました。この作品でシングルマザーを演じたバリモアは、この映画出演を機に、疎遠になっていた母親と和解したそうです。青春時代を過ごした1960年代から、時代の移り変わりと共に年齢を重ねて精神的に成長していく様が、力強く描写されています。原題は”Riding Cars with Boys”ですが、映画の邦題が「サンキュー、ボーイズ」になったことについて、著者さんは「サンキュー、ボーイズじゃなくて、サンキュー、ミーよ!」と笑っておっしゃったそうです。確かに、男性の助けを借りずに、世間の逆風のなかで自分で決断し、努力してこそのサクセスストーリーですもんね。

著者: ビバリー・ドノフリオ
訳者: 鹿田 昌美
角川書店