
・「家族の衰退」が子どもの経済格差を拡大させる。
・40年間で激増した「ひとり親家庭」の原因と困窮をデータ分析し、格差解消のための支援を考える。
米国の1980 年~2010年のデータを分析することで、ひとり親世帯の激増と出産数の減少、また子どもの将来の所得や生活に家族構成が大きく関係していることを示す。日本における子育て支援策等にも大きなヒントを与える1冊。
<目次>
はじめに
第1章 目の前にある「見えない大問題」
第2章 母親だけの世帯――40年間のデータ
第3章 二人親が有利な理由は何か
第4章 結婚できる男性(か否か)
第5章 子育ては大変――育児の経済学
第6章 少年と父親――つまづく男性
第7章 なぜ出生率が下がっているのか
第8章 家族は重要である――何をすべきか
謝辞
訳者あとがき
2025年4月10日発売

メリッサ・S・カーニー 著
鹿田昌美 訳
慶應義塾大学出版会 刊